
聖母が聖フィリッポ・ネリに現れる
作品情報
ストーリー
高さ3メートル43センチ。もともとは祭壇の上に立つ絵でした。1674年ごろ、ローマのサン・ジョヴァンニ・デイ・フィオレンティーニ聖堂にある聖フィリッポ・ネリ礼拝堂のために、元老院議員ピエトロ・ネルリが注文したものです。それが1698年より前にフィレンツェへ移ります。動かしたのはメディチ家の大公子フェルディナンド、収集に執着した人物で、やり方はいつも同じでした。祭壇には複製を据え、本物を持ち去る。1697年にはラファエロの《バルダッキーノの聖母》をペーシャの大聖堂から同じ手順で手に入れ、町の抗議が激しく、夜のうちに運び出したと伝えられます。1595年に没し1622年に列聖されたフィリッポ・ネリは祭服姿でひざまずき、雲の上に聖母と幼子が現れています。今は宮殿の一室、アポロの間の壁にかかります。




