
Jacob Jordaens / After Peter Paul Rubens / Peter Paul Rubens · PD
テティスとペレウスの結婚
作品情報
ストーリー
署名はペレウスが座る椅子の背に書かれている。年記の末尾は額縁の下に隠れ、いま読めるのは「I. IR. fecit Ao 16」までで、1830年代にマドリードでこの絵を写した石版画には、もう一桁多く記録されている。場面はテティスとペレウスの婚礼で、神々はみな招かれたが、争いの女神エリスだけが呼ばれなかった。それでも現れたエリスは「最も美しい者へ」と記した黄金の林檎を客のあいだに投げ込む。ユピテルの隣のユノ、小さなクピドを連れたウェヌス、そしてミネルウァが、すぐさま自分のものだと言い張る。林檎はまだユピテルの手にあり、これからメルクリウスに渡されて、争いはイダ山の羊飼いパリスの前へ運ばれていく。パリスはヘレネを約束したウェヌスを選び、そこからトロイア戦争が起こる。花嫁と花婿は、自分たちの席から口論の始まりを見ている。




