白い帽子

白い帽子


作品情報

制作年
1780
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
56.8 × 46.4 cm

ストーリー

1780年代の初め、王妃マリー・アントワネットは、下に硬い補正具を必要としない白い簡素なモスリンのドレスを着るようになった。はじめは物議をかもしたが、やがてこの装いは広まっていく。グルーズはこの若い女性に、そのくつろいだ流行の装い、肩からすべり落ちるドレスを着せ、羽根飾りのついたつば広の白い帽子をかぶせた。ボストン美術館は、彼女が実在のモデルだった可能性は低いとみている。グルーズは注文肖像画を数多く手がけたが、無垢でいて何かを知っているようなこの顔は、むしろ画家の想像から生まれたものらしい。楕円形のカンヴァスは約57×46センチ、1780年頃の作である。この絵は早くからニューイングランドにあった。持ち主はケンブリッジポートのトマス・ダウズという皮なめし職人で、名高い蔵書を築き、文学好きの皮革職人と呼ばれた人物である。1856年に亡くなったダウズはこの絵をボストン・アセニアムに遺し、アセニアムは1975年にボストン美術館へ売却した。

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