
Peter Paul Rubens, The Wolf and Fox Hunt, 1616. Wikimedia Commons. · PD
狼と狐の狩り
作品情報
ストーリー
1616年ごろ、アントウェルペンはつかの間の安らぎを得ていた。十二年休戦が北部諸州との戦いをしばらく止め、街には再びお金が回りはじめる。イタリアから戻り大きな工房を率いていたルーベンスは、そこに商機を見た。裕福な客に、布に描いた大画面の狩猟図を売るのだ。かつて壁を覆っていたタペストリーより安く、早く仕上がる。これはそうした大型狩猟画の最初の一点である。幅はおよそ四メートル、騎馬の狩人と勢子が二頭の狼と三匹の狐を追い立てている。大部分は助手の筆によるが、狼はルーベンス自身が描いた。1667年までに、ある買い手の邸宅に収めるため、画布は上と左を切り詰められた。




