
Wassily Kandinsky · PD
ニナへのクリスマスの贈り物
作品情報
ストーリー
縦約33センチ、横約45センチの厚紙に油彩で描かれた小品である。裏返すと、カンディンスキー自身がロシア語で書いた献辞があり、妻ニーナを愛称で呼んで、1926年のクリスマス・イヴ、デッサウと記している。二人は1917年にモスクワで結婚し、このころはバウハウスが前年に移転したドイツの町デッサウに住んでいた。カンディンスキーはそこで教えていた。私的な贈り物でありながら、裏には墨で「364」という番号も書き込まれている。画家が自作を記録していた作品リストの番号で、制作年とおおよその寸法も添えられている。表の左下にはモノグラムと「26」の年記がある。ニーナは1933年のフランス移住後も、1944年の夫の死後も、この絵を手元に置き続けた。1981年、彼女の遺贈によってポンピドゥー・センターの所蔵となった。




