蔦の絡む木の幹

Vincent van Gogh · PD

蔦の絡む木の幹


作品情報

制作年
1889
技法
油彩
種類
絵画
寸法
45 × 60 cm

ストーリー

この絵には地平線がなく、空もほとんどありません。1889年七月に描かれ、荒れた庭の茂みを真下へと見おろしています。フランス語で sous-bois と呼ばれる、木の幹と草と蔦ばかりの密な下生えです。ファン・ゴッホは、当時滞在していたサン=レミの療養院の、手入れされず放っておかれた敷地でこれを描きました。そしてまさにこの、緑にみちた息苦しいほどの近さを好んだようです。絵具は厚く、生乾きのうえに重ねられ、短く巻くような筆触が画布全体に一つのリズムを積み上げていきます。入口も、通り抜ける道もありません。ただ幹を這いのぼる蔦と、草のあちこちに捉えられた光があるだけです。

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