
Paul Klee · PD
さえずり機械
作品情報
ストーリー
クレーはこの紙の作品を1922年に描いた。バウハウスで教え始めて一年、芸術を産業や機械と結びつけようとしたヴァイマルの学校でのことである。誰もが機械に夢中だった時代に、クレーはささやかで少し馬鹿げた装置を思いつく。手回しのハンドルを回すと、軸に止まった四羽の針金の鳥がさえずるはずの仕掛けだ。冗談は軽やかで、近代の機械はさえずりを作る玩具にまで縮められている。数年後の1937年、ナチスはこの作品を退廃芸術と決めつけ、ドイツの美術館から外した。1939年以来、作品はニューヨークの近代美術館にある。買い取ったのも、その年のことだった。



