
Wassily Kandinsky · PD
無題
作品情報
ストーリー
1944年8月、パリは4年余りのドイツ軍による占領から解放された。カンディンスキーは78歳で、市の西隣ヌイイ=シュル=セーヌの自宅にいた。1933年にドイツを離れてからの11年間をその部屋で過ごし、仕上げた油彩はおよそ44点にとどまる。多くは小さな画面で、この作品も厚紙にテンペラと油彩を重ねて描かれた。題は付けられていない。彼は同じ年の12月13日、その住まいで亡くなっている。アトリエに残された作品は妻のニナが手元に置き続け、1981年、彼女の遺贈としてパリの国立近代美術館に収められた。




