
Jan Brueghel the Elder · PD
花瓶
作品情報
ストーリー
17世紀の初めの数十年、アントウェルペンでは花の絵がそれだけで売れる商品になった。聖人も注文主も添えず、花瓶一つで成り立つ絵である。こうした花束は一年を通して集めた写生をもとに組み立てられるので、実際には同時に咲かない花が一つの器に収まっている。支持体は48センチほどの銅板で、細密な筆を受け止める滑らかな面をもつ。花のまわりにはテントウムシ、イモムシ、さなぎ、羽化したばかりの蝶が配され、短い一生の別々の段階が並ぶ。プラド美術館はこの作品を17世紀としか年代づけず、同じ構図が変化を伴って他の収蔵先にもあると記録している。




