
Vincent van Gogh · PD
花瓶と花
作品情報
ストーリー
1886年の初めにパリへ移ったゴッホには、モデルを雇うお金がありませんでした。その秋、彼はアントワープの美術アカデミーで知り合ったイギリス人画家ホレス・リヴェンスに、英語で手紙を書いています。モデル代がないので、ただ花だけを描いた色彩の習作を連作にした、という内容です。赤いヒナゲシ、青いヤグルマギク、白とピンクのバラ、黄色い菊を挙げ、青とオレンジ、赤と緑、黄と紫の対比を探っていると書きました。この花瓶の絵は、1886年夏のその連作の一枚です。ドイツ語では中身をそのまま題にして《アスター、サルビアなどの花を生けた花瓶》と呼ばれ、デン・ハーグ美術館では単に《花瓶の花》とされています。夏から秋にかけて、ゴッホはパリでこうした花束を数十点描きました。




