鏡のヴィーナス

Titian · PD

鏡のヴィーナス


作品情報

アーティスト
ティツィアーノ
制作年
1549
技法
油彩
種類
絵画
寸法
115 × 84 cm

ストーリー

このカンヴァスは右側が切り詰められている。ティツィアーノと工房が何度も描き直した構図では、右側で小さなクピドが鏡を掲げ、ヴィーナスはそこに映る自分の姿に向き合う。ここにはその鏡がなく、女神の視線は彫刻の施された家具の縁をかすめて、暗がりへと向かう。残された画面に描かれているのは、白い肌、腰までずり落ちた毛皮裏の暗い色のマント、耳の真珠、胸に当てた手の指輪、そして手首に巻いた細い鎖の腕輪だ。背後には赤いカーテンが軽やかな筆で描かれている。制作年はまだ定まっていない。イタリアの国の文化財カタログは1549年以前とし、2025年にこの作品を借り受けたフォルリの展覧会は1565年と記した。所蔵はヴェネツィアのカ・ドーロにあるフランケッティ美術館である。

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