
Antonio da Correggio · PD
メルクリウスとクピドとともにあるウェヌス(「愛の学校」)
作品情報
ストーリー
1520年代の北イタリア、マントヴァ。コレッジョはこの絵を、ゴンザーガ侯に仕える貴族ニコラ・マッフェイのために描いた。神々の使者メルクリウスが幼い愛の神クピドに文字を教え、母である愛の女神ヴィーナスが翼を広げてそばに立つ。ヴィーナスに翼があるのは珍しい。この絵はもともと一枚では完結せず、眠るヴィーナスをサテュロスがのぞき見るもう一枚と対になっていた。その相方はいまパリのルーヴル美術館にあり、二枚は天上の愛と地上の愛を並べて見せる趣向だったと考えられている。肌の輪郭をやわらかくぼかすコレッジョ特有の筆致は、クピドの頬のあたりに見てとれる。




