
Henri Rousseau · PD
夕日の原始林
作品情報
ストーリー
まず目に入るのは、沈みかけた赤い太陽と、幾重にも重なる大きな葉です。その手前では、斑点のある猫科の獣と一人の男が地面で組み合っています。獣の体には、すでにナイフの傷があります。ルソーは熱帯を見たことがありません。通っていたのはパリ植物園の温室で、ガラスの下の鉢植えを木の高さまで拡大し、動物は百貨店が出した動物図版の本から写しました。葉のふちは一枚ずつ線で縁取られ、同じ形が層をつくって奥をふさいでいます。制作は1909年ごろ、晩年の仕事です。縦114センチ、横162センチの油彩で、現在はバーゼル市立美術館にあります。ルソーは翌1910年の9月、66歳でパリで亡くなりました。




