聖アウグスティヌスの幻視

聖アウグスティヌスの幻視


作品情報

アーティスト
フィリッポ・リッピ
制作年
1438
技法
テンペラ

ストーリー

アウグスティヌスが書斎に座っている。ヒッポの司教が書き物机に向かい、彼のもとに届く幻視は奇妙なほど文字どおりだ。三位一体は寄り合った三つの小さな智天使の頭として現れ、そこから三本の金の矢が部屋を横切って彼の心臓を射抜く。この図は彼自身の言葉、神に向かって「あなたは御愛をもってわたしの心を貫かれた」と語るくだりから生まれている。リッピはその一文を、矢もろとも実際の出来事として描く。聖人のまわりには学者の部屋の整った雑然があり、書物と棚は15世紀のフィレンツェ人なら見覚えのあるものだった。学識ある人の書斎は、リッピの時代もおおよそこのようであったからだ。

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