
Emanuel Leutze · PD
帝国は西へと進む
作品情報
ストーリー
1861年から1862年にかけて、ロイツェは連邦議会議事堂の壁にこの壁画を描いた。すぐ近くでは南北戦争が続いていた。画面には、山の峠にたどり着いた開拓者の幌馬車の一団が、下方に金色で描かれた太平洋へと身を乗り出している。彼が用いたのはステレオクロミーという、水ガラスで顔料を漆喰に定着させるドイツの技法で、何世紀ももつように考えられていた。中央では、一人の若い黒人青年が馬を引いて坂を上っている。1862年4月に連邦議会がコロンビア特別区の奴隷制を廃止したあと、ロイツェはこの人物を描き加えた。絵具が乾きつつあるまさにその数か月に、彼は自由な人としてこの画面に入ってきたのだ。

