
Henri Matisse · PD
女性とアネモネ
作品情報
ストーリー
この絵は長いあいだ、まちがった年代で呼ばれていました。1937年の作品とされていましたが、のちに画風と主題から、マティスがニースで制作を始めて間もない1920年から1921年頃の作と改められたのです。批評家たちはこのニース時代を、第一次世界大戦前のフォーヴの時期と晩年の仕事にはさまれた、実験の少ない時期と見ることがよくありました。トリノの美術館は、この絵にむしろ彼の新しさを見ています。女性も、アネモネを挿した花瓶も、部屋も、マティスは同じ重さで扱い、すべてを一つの平面に並べています。舞台は彼がニースで借りていたホテルの一室で、手前の赤と白の縞のテーブルクロスは、この頃の絵に何度も現れる調度の一つです。




