
Berthe Morisot · PD
庭の女性
作品情報
ストーリー
1882年の夏、モリゾは夫ウジェーヌ・マネと娘のジュリーを連れて、パリの西のセーヌ沿いの村ブージヴァルに家を借りた。この絵はそこで描き始められている。縦123センチという、当時なら大がかりな人物画に使う大きさの画布なのに、描かれているのは庭先に腰を下ろした一人の女性である。その女性が誰なのかは分かっていない。奥にいる麦わら帽子の子どもは、当時三歳だった娘のジュリーだろうと考えられている。緑と青みを帯びた黄土色の細かい筆触が画面全体に置かれ、人物と草木で筆の使い分けがされていない。この絵はジュリーから孫のドニ・ルアールへと家族の手に残り、1955年になって初めてよそへ渡った。




