
Caspar David Friedrich · PD
沈む夕日の前の女
作品情報
ストーリー
1818年、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒはカロリーネ・ボマーと結婚し、この年を境に、それまでほとんど人けのなかった彼の風景に女性の姿が現れはじめる。わずか30センチほどのこの小さな板絵では、後ろ姿の女性が石のあいだの小道の先で、低くかかった太陽に向かって両腕を広げている。その太陽が昇るところなのか沈むところなのかは示されておらず、この曖昧さは意図されたものだ。フリードリヒにとって、現れては消える光は信仰を、そして人生のはかなさを語るものだった。この人物はふつうカロリーネ自身だと考えられている。絵は現在、エッセンのフォルクヴァング美術館にある。




