
Pierre-Auguste Renoir · PD
帽子の女
作品情報
ストーリー
ルノワールは1891年6月11日、この絵を画商ポール・デュラン=リュエルに売りました。30年後もデュラン=リュエル画廊にあったこの作品を、1921年12月31日に買い取ったのが、神戸の川崎造船所の社長、松方幸次郎です。しかし絵はフランスにとどまり、1944年には敵国財産としてフランス政府に接収されました。1952年、サンフランシスコ平和条約によってフランスの国有となり、1959年1月に日本へ寄贈返還され、同じ年の4月、松方コレクションを受け入れるために上野に建てられた国立西洋美術館に入りました。美術館はこの作品を、1880年代の硬い輪郭の「アングル風の時代」を抜け出したルノワールが、さまざまな色に白を混ぜて繊細に輝く画面をつくった「真珠色の時代」の始まりを示すものと位置づけています。




