
タンバリンを持つ女性
作品情報
ストーリー
台帳には「1905年以前」とだけある。証明できるのがそこまでだからだ。ラリスは1909年にローザンヌで没し、翌年、アテネの国立美術館は彼の遺贈を受け取った。生涯のほとんどを外で過ごした国に宛てた、まとまった数の絵である。裏に何も書かれていない画布もいくつかあり、記録は日付の代わりに上限を示している。女性が持つのは枠に金属の鈴を仕込んだ枠太鼓で、ギリシャ語でデフィという。ギリシャの島々からエジプトまで広く使われる楽器だ。この絵はパリの画商向けに彼が安定して供給していた種類のもので、人物一人、衣裳一式、小道具一つ、物語はない。35×22センチ、ヴァシレオス・コンスタンティヌ通りの本館にある。




