
Francisco Goya, Yard with Lunatics, 1794. Wikimedia Commons. · PD
精神病者の中庭
作品情報
ストーリー
1793年から1794年にかけて、ゴヤは命を奪いかけた病から立ち直ろうとしていた。この病で彼は一生耳が聞こえなくなり、理性まで失うのではという恐れを抱えた。その数か月のあいだ、彼はブリキの小板に描く小さな室内画の連作を手がける。1794年1月の手紙で、友人ベルナルド・デ・イリアルテにこの一枚をこう記した。狂人の中庭で、裸の男が二人取っ組み合い、番人が鞭で打つ、と。若い頃サラゴサで見た光景をもとにしたという。中庭に屋根はなく、鋭い光が上から体に落ちる。奥では、袋をまとった人影がもがき、あるいは影に沈んでいる。




