悪徳と美徳の間の若者

Paolo Veronese · PD

悪徳と美徳の間の若者


作品情報

制作年
1580
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
102 × 153 cm

ストーリー

1560年ごろ、ヴェロネーゼはひとりの少年を二人の女性のあいだに置いた。悪徳はヴェネツィアの高級娼婦の姿で、金髪に胸元の開いた衣裳、宝石をたっぷり身につけている。美徳は月桂冠をかぶり、手首まで隠れる長衣をまとって、すでに少年の手を取っている。背後に並ぶ古代風の彫像と建物は、選ばれた典拠を示している。アテナイの著述家クセノフォンが伝える、若いヘラクレスが二つの道に出会う話である。ヴェネツィアの伝記作者カルロ・リドルフィは後年、この絵はジョヴァンニ・バッティスタ・サヌートのものであり、少年もその一族の子だと記した。1654年、ロンドンでアランデル伯爵のコレクションが解体されると、スペイン大使アロンソ・デ・カルデナスが宰相ルイス・デ・アロのために買い取り、アロはフェリペ4世に献上した。マドリードのアルカサル王宮では公園に面した回廊の暗い部屋に掛けられ、1772年には新王宮の国王の控えの間に移っている。

作品の前にいるなら、カメラを向けて。アプリを入手。