ドゥカーレ宮殿

ドゥカーレ宮殿

ヴェネツィア, イタリア · 公式サイト


ストーリー

何世紀ものあいだ、ドゥカーレ宮殿はヴェネツィア国家のすべてをひとつの建物に収めていた。選挙で選ばれた総督(ドージェ)の住まいであり、評議会の議場であり、法廷であり、牢獄でもあった。それらすべてが、潟のほとりでピンクと白のゴシック様式の石造りに包まれている。権力と処罰が数室を隔てて隣り合っていた。

大評議会の間、サーラ・デル・マッジョール・コンシリオの奥の壁には、ティントレットの《天国》が掛かる。世界最大級の油彩画で、数百の人物が渦を巻く天上の光景を、画家が70歳代で描き上げたものだ。頭上では、ヴェロネーゼとティントレットの天井画が、冠をいただく女神としてのヴェネツィアを讃えている。

宮殿からは、屋根のある石橋が細い運河を渡って新しい牢獄へと通じる。「ため息の橋」と呼ばれるこの橋の名は、後の世に、死刑を宣告された囚人が石の格子越しに眺める最後のヴェネツィアの姿にちなんで付けられた。宮殿をめぐる順路は、いまもその独房で終わる。

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コレクション

9点の作品