来世の幻視:地獄

Hieronymus Bosch, Visions of the Hereafter: Hell, 1490. Wikimedia Commons. · PD

来世の幻視:地獄


作品情報

アーティスト
ヒエロニムス・ボス
制作年
1510
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
86.5 × 39.5 cm

ストーリー

縦に細長いこの板絵は、高さが90センチに満たない。ボスが死後の魂の行方を描いた四枚組の一枚で、ここに描かれているのは地獄そのものだ。所蔵するヴェネツィアのアカデミア美術館は、怪物たちが罪人を責めさいなむ硫黄の沼地だと説明している。画面の上の方では黒い岩山が松明のように燃え、闇に火の粉を散らしている。その下の暗い川では罪人たちがもがき、ひとりは突き出した片腕しか見えない。右下では、ネズミのような顔の悪魔が男の喉に刃を突き立てている。左下には裸の男が座り込み、頬杖をついて周りの光景から顔を背けている。その手首を、翼のある緑色の悪魔がつかんでいる。2013年から2016年にかけて、ゲッティ財団の支援を受けたイタリアの修復家たちがこの四枚を修復した。美術館は現在、制作年代を1505年から1515年頃、ボスの晩年としている。

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