「乞食オペラ」の一場面 VI

William Hogarth · PD

「乞食オペラ」の一場面 VI


作品情報

所蔵
テート
制作年
1731
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
76.2 × 57.2 cm

ストーリー

ジョン・ゲイの『乞食オペラ』は1728年1月にロンドンで幕を開け、その年のうちに町を席巻した。追いはぎと娼婦と牢番が歌うこの芝居は、当時ロンドンで流行していたイタリア語のオペラをからかい、時の首相ウォルポールにも矢を向けている。ちょうど200年後に、ブレヒトとヴァイルがこれを下敷きにして『三文オペラ』を書くことになる。

ホガースは同じ一場面を1728年から1731年にかけて六度描き、テートにあるのはその最後の一点だ。中央、ニューゲート監獄で鎖につながれているのが追いはぎのマクヒース。左右からルーシーとポリーが、それぞれ自分の父親に助命を乞うている。

当時は舞台の両脇にも桟敷があり、ホガースはそこに実在の客を描き込んだ。右端でポリーをじっと見ているのがボルトン公爵で、その頭の上には舞台装飾のサテュロスが身を乗り出している。公爵はポリーを演じた女優ラヴィニア・フェントンを舞台から連れ出し、1751年に彼女と結婚した。同じ桟敷には作者のゲイと、興行主のジョン・リッチも収まっている。

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