
Unknown, Adoration of the Child, 1568. Wikimedia Commons. · PD
幼子への礼拝
作品情報
ストーリー
板に描かれたこの小さな祈りの絵は、生まれたばかりのキリストを礼拝する聖母マリアを描いている。かつてはヒエロニムス・ボスの作とされてきた。だが現在、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館はより慎重に「ボスの様式による」作品として扱っている。制作は1568年ごろ、ボスが1516年に世を去ってから50年以上のちのことだからだ。この数十年、ボスが生み出した図像は人気が高く、ネーデルラントの多くの画家が彼のモチーフを受け継ぎ、しばしば名を残さぬまま描き続けた。誰の手による板絵かは、今も分かっていない。この絵がケルンに来たのは1824年、美術館の礎となった収集品の一部としてであった。




