
Unknown, The Man with the Golden Helmet, 1650. Wikimedia Commons. · PD
黄金の兜の男
作品情報
ストーリー
金の兜をかぶった老兵の、うつむいた横顔。この絵は長くレンブラントの傑作として愛され、ベルリンの至宝とされてきた。ところが1980年代、レンブラント作品を精査する研究委員会が疑問を投げかける。1985年、専門家は筆づかいが本人のものと合わないと発表し、翌年、レンブラント自身ではなく彼の周辺の画家の手による作と結論づけられた。それでも絵の価値が下がったわけではなく、いまも同じ美術館の見どころであり続けている。作者の名は失われたままだ。厚く盛り上げた絵具が、打ち出された金属の兜の鈍い光を、盛り上がった筆跡そのままにとらえている。




