イソップ

Diego Velázquez · PD

イソップ


作品情報

制作年
1639
技法
油彩
種類
絵画
寸法
179 × 94 cm

ストーリー

1638年ごろ、ベラスケスはマドリード近郊にあったフェリペ4世の狩猟館「トレ・デ・ラ・パラダ」のために《イソップ》を描いた。この絵はそこでルーベンスの作品と並んで掛けられていた。彼は古代ギリシアの寓話作家を理想化された賢人としてではなく、風雪にさらされた粗末な身なりの老人として思い描いた。等身大の立ち姿で、手には寓話を思わせる一冊の本を持つ。イソップは静かに正面を見つめ、何も求めていない。当時のスペイン絵画は、ストア思想の流行のなかで、哲学と貧しさをしばしば結びつけていた。この絵は同じベラスケスの《メニッポス》と対をなし、一方は厳粛に、一方は皮肉げに描かれている。イソップの足もとには木の桶と布切れが置かれ、伝説が彼に負わせた皮なめし職人の仕事をほのめかしている。

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