
春の寓意
作品情報
ストーリー
アムステルダムの収集家ヘルマン・ファン・スウォルは、1668年に建てられたヘーレングラハト沿いの家に住んでいました。1670年ごろ、彼はその家の扉の上に掛けるため、四季を描いた四点の絵をベルヘムに注文します。扉の上の絵は、部屋の向こう側から見上げて眺めるものです。ベルヘムは四点すべてに同じ仕掛けを用い、丸いメダイヨンのなかで人物が凱旋車に乗って進む姿を描きました。春の絵でその人物となっているのは、ローマの花の女神フローラです。この連作にはもう一つの約束事があります。人物や象徴がそれぞれの季節を四大元素の一つと結びつけており、春に割り当てられた元素は空気です。




