
聖トマスと聖マティアの祭壇画
作品情報
ストーリー
1515年ごろ、ブリュッセルの石工と大工の組合が、守護聖人である使徒トマスとマティアのための祭壇画を注文しました。これはその中央パネルで、両翼はいまブリュッセルにあります。まだ若かったファン・オルレイは、幻想的な建築で画面を二つに分け、それぞれの使徒に半分ずつを与えました。左では、トマスが灼けた鉄の上を歩かされ、そのあと炉へ突き落とされます。右では、ユダが空けた席を埋めるために、使徒たちがくじでマティアを選んでいます。背景には、毒杯を差し出される場面や敵たちの死など、その後の物語が小さな場面で続きます。トマスが建築に携わる人々の守護聖人にふさわしかったのは、インドの王に宮殿の建設を頼まれた使徒だと伝説が語るからです。ウィーンのコレクションがこのパネルを購入したのは1809年でした。


