
Michelangelo · PD
スパンドレル:エッサイ、ダビデ、ソロモン
作品情報
ストーリー
一般的な解釈が正しければ、この一家の右側、暗がりのなかにかろうじて見える幼子こそ、ダビデ王の父エッサイの赤ん坊の姿である。下のルネッタにはエッサイ、ダビデ、ソロモンの名があり、そこにダビデとソロモンが描かれていると考えられているので、エッサイの家族はこの上、天井の三角形の区画に置かれることになる。
手前いっぱいを占めるのはその母親だ。地面に座って正面を向き、身じろぎもしない。脚を折り曲げて両足を交差させ、淡い紫のマントを掛け、体にぴったりした緑の服からは、ミケランジェロが女性像に与えたたくましい筋肉がのぞく。片手は脚の上に置かれ、もう一方の手の甲が頬に触れている。そのまなざしは、背後の影のなかにざっと描かれた男と子どもからまったく離れているように見える。ヴァチカン美術館によれば、ミケランジェロはこのスパンドレルを右下の隅を除いてわずか一日で描いた。第二の作業期のものである。上の角では、青銅色の裸体像が二体、こちらに背を向け、上を見上げているようだ。




