
Eugène Delacroix · PD
合図を送るアラブの騎手
作品情報
ストーリー
ロマン主義の画家たちにとって、馬は自らの落ち着かない情熱を映す存在でした。ドラクロワは生涯に150点を超える油彩や素描、水彩で馬を描いています。1851年のこの作品では、赤いマントを風にはためかせたアラブの斥候が、疾走する馬を止めて片腕を高く掲げ、遠くの仲間に合図を送っています。仲間たちは画面奥の細い山道を下ってくるところです。題材の源は、1832年にフランスの外交使節団に同行したモロッコへの旅でした。滞在は半年ほど、この絵を描いた時点ですでに19年がたっていましたが、画家はパリで北アフリカの騎手を描き続けていました。署名と年記は画面の左下にあります。




