
Jacopo Tintoretto · PD
キリストの洗礼
作品情報
ストーリー
このカンヴァス画は長いあいだ、16世紀ヴェネツィアの巨匠ヤコポ・ティントレットの作品とされてきました。いまカピトリーノ美術館は、これを長男ドメニコの作としています。取り違えが起きたのも無理はありません。ドメニコは20歳ごろから父の工房で働き、美術館によればこの《キリストの洗礼》はヤコポ自身の構図をもとに、息子が父から身につけた様式で描かれたものだからです。同じローマのピオ家コレクションから来た二点、《鞭打ちのキリスト》と《茨の冠を戴くキリスト》も、同じように作者名が改められました。主題はキリストの公生涯の始まりで、洗礼者ヨハネがヨルダン川で彼に洗礼を授けると、福音書によれば聖霊が鳩のように降ってきました。




