
Pierre-Auguste Renoir · PD
金髪をほどいた水浴の女
作品情報
ストーリー
ウィーンのベルヴェデーレにあるこの浴女は、1923年の交換で美術館にやってきました。当時のオーストリア国立美術館は、1913年にエドゥアール・マネの初期の大作《老音楽師》を購入していました。帝国が崩れて小さな共和国となったオーストリアは、激しいインフレからようやく立ち直りかけたところで、美術館はこの年、マネをパリに手放し、代わりに二点の絵を受け取ります。そのひとつがルノワールのこの作品で、パリのバルバザンジュ画廊を通じ、ウィーンの美術館友の会の支援を得て入りました。ルノワールが描いたのは1903年頃、60代に入った頃です。モデルは白い布の上に腰かけ、片手で長い髪をかき上げています。傍らには赤い花を飾った麦わら帽子が置かれています。マネの《老音楽師》は、いまワシントンのナショナル・ギャラリーにあります。




