
Mary Cassatt · PD
水浴
作品情報
ストーリー
1910年、カサットは66歳になっていた。舟の上に二人の母親と二人の裸の子どもを並べたこの大きな画面は、彼女が力いっぱい描けた最後の時期に属している。
同じ年の秋、彼女は兄ガードナーの一家とナイル川を遡る船旅に出た。古代エジプトの美術の強さに打ちのめされた、と彼女は書き残している。兄は旅先で体を壊し、翌1911年4月にパリで亡くなった。この打撃のあと、彼女は二年近く筆を持てなくなり、やがて白内障が進む。1914年を過ぎると制作は止まった。
パリ市のプティ・パレがこの絵を収めたのは1923年、彼女がもう自分の描いたものを見られなくなってからのことである。




