
Claude Monet · PD
カプシーヌ大通り
作品情報
ストーリー
1873年の冬、モネは写真家ナダールのアトリエの二階の窓に画架を据えた。カピュシーヌ大通り35番地にあったこの部屋こそ、翌1874年4月、のちに印象派と呼ばれる画家たちが最初の展覧会を開いた場所である。高い窓から見下ろすと、雪どけの大通りを行き交う人々は、冬の靄のなかの素早い黒い点として置かれているにすぎない。画面右端のバルコニーには山高帽の紳士が二人立ち、私たちと同じように通りの雑踏を眺めている。批評家ルイ・ルロワは、群衆を表すこの走り書きのような染みをからかった。モネはこの眺めを縦と横の二枚に描いている。




