
Peter Paul Rubens · PD
婦人の胸像肖像画
作品情報
ストーリー
この女性が誰なのか、ルーヴル美術館もはっきりとは答えていません。候補に挙がってきたのは二人です。一人はルーベンスの最初の妻イサベラ・ブラント、もう一人は二度目の妻エレーヌ・フールマンの姉シュザンヌ・フールマン。美術館はどちらも確かではないとし、イサベラ説のほうがさらに受け入れにくいと見ています。制作は1620年から1625年頃とされます。
手がかりは来歴にあります。この板絵は、ルーベンスの息子アルベルトの子孫にあたるブーネン家に伝わりました。ただし、ブーネン家から出たからといって描かれたのがその一族の人だとは限らない、と美術館は注意を促しています。1793年2月、ルイ16世の処刑からひと月もたたないパリで、ショワズール=プララン公爵の旧蔵品が競売にかけられ、画商ジャン=バティスト=ピエール・ルブランが、共和国が旧王宮に開こうとしていた美術館のためにこれを買い取りました。その夏の開館のとき、絵はすでに展示室に掛かっていました。




