
Anthony van Dyck · PD
チャールズ1世(1600–1649)とサン・タントワーヌ氏
作品情報
ストーリー
1633年、ヴァン・ダイクはイングランド王チャールズ一世を、堂々たる騎馬像として描いた。王は甲冑をつけて馬にまたがり、凱旋門をくぐって進んでいく。かたわらで馬を引くのは、乗馬指南役のサントアントワーヌ氏である。等身大をはるかに超えるこの大画面は、宮殿の広間の突き当たりに掛けられ、廊下の先から見上げる者を圧倒するように仕組まれていた。議会に頼らず単独で統治していた王は、こうした絵で自らの威厳を演出した。しかしこの栄光からおよそ16年後、彼は内戦に敗れて処刑される。馬の脚もとに記された金文字の銘板が、この記念碑的な肖像を静かに締めくくっている。現在はイギリス王室コレクションにある。




