
Anthony van Dyck · PD
狩猟のチャールズ1世
作品情報
ストーリー
1635年ごろ、イングランド王チャールズ一世は議会を招集せず、単独で国を治めていた。宮廷画家ヴァン・ダイクが描いたこの肖像で、王は狩りの装いのまま木陰にたたずみ、傍らには馬と従者が控える。王笏も玉座もなく、片手を杖に添えただけの姿だが、こちらを見下ろす視線とゆるやかな身のこなしに、生まれながらの権威がにじむ。この余裕に満ちた王の世界は、長くは続かなかった。14年後、彼は内戦に敗れて処刑される。銀色に光る絹の衣装と、海を背にした灰色の空が、その束の間の栄華を今に伝える。現在はパリのルーヴル美術館にある。




