子どもの頭部

Pierre-Auguste Renoir · PD

子どもの頭部


作品情報

制作年
1906
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
30 × 25 cm

ストーリー

1906年ごろ、六十代半ばのルノワールは、地中海にほど近い南フランスのカーニュ=シュル=メールに腰を落ち着けていました。この時期、彼の絵には子どもがいたるところに現れます。1901年生まれで、家族からはココと呼ばれた末の息子クロードは、何度も父の前に座りました。家に出入りする近所の子どもたちも同じです。高さわずか30センチほどのこの小さな画布も、そうした素早く親密な習作の一つです。美術館はこれをただ「子どもの頭部」と記録し、顔に名前は結びつけていません。当時のルノワールがいちばん好んだ色は赤で、ここでも赤は画面のあちこちで肌や影を温めています。筆づかいは晩年のほとんどの作品と同じく、ゆるやかで柔らかいままです。この小品がバーゼルの収蔵品に加わったのは2019年のことでした。

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