
キリストと姦淫の女
作品情報
ストーリー
17世紀のフィレンツェで、レオポルド・デ・メディチ枢機卿は小さくて風変わりなものを箱単位で買い集めていました。その収集品の記録に、姦淫の女が描かれた古い小さな物、という一行があります。2003年のパラティーナ美術館のカタログは、それがこの板絵だと突き止めました。コジモ3世の時代の目録では、作者は別人の名前で、エルコレ・ダ・フェッラーラの作とされていたのです。
ルドヴィコ・マッツォリーノが1526年頃、フェッラーラで描きました。上部がアーチ形に切られた板で、高さ63.7センチ、幅42センチ。場面はヨハネによる福音書から。石打ちにされるため女がキリストの前に引き出され、罪のない者がまず石を投げよ、と彼が答える場面です。金地の彫刻額に付けられた銘板には、訂正された作者名と番号129が記されています。




