キリストと姦淫の女

キリストと姦淫の女


作品情報

制作年
1527
技法
油彩・板
寸法
29 × 19.5 cm

ストーリー

ヨハネによる福音書によれば、律法学者とファリサイ派の人々は、姦通の現場で捕らえられた女をイエスのもとに連れてきて、モーセの律法どおり石で打ち殺すべきかと問いました。イエスは身をかがめ、指で地面に何かを書きます。何を書いたのか、福音書は語りません。1527年頃にフェラーラで活動していたルドヴィーコ・マッツォリーノは、その文字を場面の中心に据えました。小さな神殿の入口に立つキリストの足もとで、数人の男たちが敷石に記された数行の文字をのぞき込み、女は告発者たちのなかに立っています。上半分には丘の上の町と道を行く旅人たちの風景が広がり、研究者はここにエステ家の宮廷画家ドッソ・ドッシの影響を見ています。高さわずか29センチほどの、上部がアーチ形の板絵です。対になる「貢の銭」は構図がよく似ており、現在はオックスフォードのクライスト・チャーチにあります。

アプリには数千の物語。