
Bartolomé Esteban Murillo · PD
十字架上のキリスト
作品情報
ストーリー
十字架の上端の札には、ヨハネ福音書が伝えるとおりヘブライ語、ギリシア語、ラテン語の三つの言語で罪状が書かれている。いま読めるのはラテン語の行だけで、残る二つはほとんど消えている。画面は七十一センチと小さく、1677年ごろ、祭壇ではなく家の祈りの部屋のために描かれた。背景は暗い雲の空だけで、都市も群衆も置かれていない。この絵はスペイン王妃イサベル・デ・ファルネシオの持ち物で、ラ・グランハからアランフエス、マドリードの王宮へと宮廷とともに移り、美術館に入ったのは1847年である。




