
Bartolomé Esteban Murillo · PD
ブドウとメロンを食べる少年たち
作品情報
ストーリー
17世紀半ばのセビーリャで、ムリーリョは街角の貧しい少年たちをくり返し描いた。この絵では、ぼろをまとった二人の子どもが、地面に座って葡萄と瓜をむさぼっている。宗教画で知られた画家が、こうした庶民の日常にも温かいまなざしを向けた。汚れた足や継ぎの当たった服を包み隠さず描きながら、二人の表情には屈託がない。こうした少年像はとりわけ北方の裕福な収集家に好まれ、遠くドイツやイギリスへ渡っていった。手前にこぼれた葡萄の一粒までもが、やわらかな光を受けて輝いている。




