
Gustave Caillebotte · PD
花瓶の菊
作品情報
ストーリー
白、深紅、黄色の菊が、ほっそりとした青と白の花瓶の上にこんもりと集まっています。背景は平らで、筆の跡を残したまま大まかに塗られています。カイユボットはこうした花を自分で育てていました。パリの北西、セーヌ川沿いのプティ・ジュヌヴィリエの屋敷に、アトリエと温室を建てていたのです。1893年には菊を何度か描いていて、花壇に咲く姿のほか、この絵のように切り花にして室内で描いたものもあります。小さなこの作品は個人蔵です。その庭はもう残っていません。敷地はのちにノーム・エ・ローヌ社のエンジン工場の構内に入り、1944年の空襲で家も壊されました。当時の様子は、弟マルシャルが1890年代初めに撮った写真などから知ることができます。




