
Jan van Eyck · PD
磔刑図
作品情報
ストーリー
高さはおよそ56センチ、幅は20センチに足りない。対になる『最後の審判』とともに、手もとに置いて祈るために作られた小さな画面である。ヤン・ファン・エイクはこのころブルッヘでブルゴーニュ公フィリップ善良公の宮廷画家を務めており、制作は1430年代の後半とみられる。メトロポリタン美術館は1436年から38年ごろとし、1420年代から画家が世を去る1441年までの間で諸説ある。1933年に同館がこの二枚を買い入れたとき、絵画部門の学芸員ブライソン・バローズは、作者を兄のフーベルトと判断していた。現在はヤンとその工房の作とするのが一般的である。裏面にはロシア語の書き込みが残り、1867年に絵具の層が樫の板から麻布へ移されたことを伝えている。




