デルフォイの巫女

デルフォイの巫女


作品情報

アーティスト
ミケランジェロ
制作年
1509
技法
フレスコ画
種類
絵画
寸法
350 × 380 cm

ストーリー

ミケランジェロ自身が1523年の手紙に書いたところでは、この天井画はもっと簡素な計画から始まりました。教皇ユリウス2世は、ここに12使徒を描かせるつもりだったのです。ミケランジェロは、使徒だけでは貧しいものになると答え、なぜかと問われると、使徒たち自身が貧しかったからだと言いました。そこでユリウスは、彼の思うとおりにさせたといいます。

デルフォイの巫女が座っているのは、最初の計画なら使徒の一人が描かれたはずのあたりです。彼女はギリシア世界でもっとも名高い神託所、デルフォイのアポロン神殿の巫女を表しています。キリスト教の著述家たちは古くから、彼女のような異教の預言者たちもキリストの到来を告げていたと考えていました。そのため天井では、五人の巫女がイスラエルの預言者たちと席を分け合っています。ミケランジェロが彼女を描いたのは1509年ごろで、礼拝堂の入口側、扉の上のゼカリヤのすぐそばです。若い姿で、片手に広げた巻物を持ち、目を大きく見開き、唇をわずかに開いて、さっと振り向いています。

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