
Lorenzo Monaco / Fra Angelico · PD
キリストの降架
作品情報
ストーリー
この祭壇画は、もともとフラ・アンジェリコの師ロレンツォ・モナコが、フィレンツェのサンタ・トリニタ聖堂にあるストロッツィ家の礼拝堂のために描き始めたものだった。だが完成を待たずモナコは世を去り、1432年ごろ、若いフラ・アンジェリコが仕事を引き継ぐ。上部の尖ったペディメントには、師の残した後期ゴシックの金地がなお残る。一方、中央の板では、十字架から降ろされるキリストの遺体が、遠くの町や澄んだ空を背にした広い風景のなかに置かれている。古い様式と、新しく開かれた奥行きとが、一枚の板の上で継ぎ目のように出会っている。




