リラの聖イオアンの永眠

リラの聖イオアンの永眠


作品情報

アーティスト
作者不詳
制作年
1775
技法
カンヴァスと板にテンペラ
寸法
29 × 21.7 cm

ストーリー

この小さな板絵は、ブルガリアの守護聖人となった隠者、リラの聖ヨハネの死を描いています。聖人の死を表すイコンは「永眠」と呼ばれ、聖人が床に横たわり、その周りを修道士たちが嘆きながら囲む姿を示します。ヨハネは十世紀に生き、リラの山中の洞窟で長い年月をひとり過ごしました。彼を求めて訪れる群衆に悩まされ、さらに奥の荒野へ退こうと繰り返し試みたほどでした。彼の周りに育った修道院はやがて国の霊的な中心となり、その聖遺物は長い旅を経ました。古い都タルノヴォへ運ばれ、リラへ戻ったのは1469年のことです。このイコンが描かれた1775年、この修道院はオスマン支配の下でブルガリアの学問と記憶を守り伝える数少ない場所のひとつでした。

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