エル・ハズネ、ペトラ

Frederic Edwin Church · PD

エル・ハズネ、ペトラ


作品情報

制作年
1874
技法
油彩
種類
絵画
寸法
153.7 × 127.6 cm

ストーリー

1868年2月、フレデリック・チャーチは、いまはヨルダンにある岩を刻んで築かれた都市ペトラへ馬で分け入った。同行したのはアメリカ人宣教師スチュアート・ドッジである。彼は土地の人がエル・ハズネ、すなわち「宝物庫」と呼ぶ大きな彫刻の岩壁を写生し、日記にこう記した。まるでみずから光を放つようで、崖からじかに削り出したような柔らかなサーモン色をしている、と。絵を仕上げたのは六年後、故郷でのことだった。彼を有名にした広々とした全景とは似ても似つかない。ここには雄大な遠景はなく、ただ間近に迫る高い岩壁が影のなかにそびえ、その足もとに小さな人影が点々とするばかりだ。チャーチはこの絵を額縁ごと、ハドソン川を見下ろす邸宅オラナの居間のために構想し、妻への贈り物とした。絵はいまもそこに掛かっている。

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